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店名公表のパチンコ店 定休の1店除き営業続ける - 神戸新聞

店名公表のパチンコ店 定休の1店除き営業続ける - 神戸新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための休業要請に応じていない兵庫県内のパチンコ店6店の店名を県が公表し、一夜明けた28日。定休日の1店を除く5店は通常通り午前中に開店し、全店が営業を続ける見通しとなった。開店前には行列や人だかりもでき、客からは「開いていたら来てしまう」「ちょっと怖い」という声も聞かれた。

 県は公表した店に対し、休業を決めた場合は連絡するよう要請したが、28日正午の時点でいずれの施設からも連絡はないという。

 神戸市灘区の「フェニックス摩耶店」は開店前から周辺に多くの人がたむろし、ドアが開くと30人以上が一斉に店内へ。その後も途切れることなく来店が続いた。同市東灘区から訪れた建設作業員の男性(26)は「一番の趣味だし、近くで開いていたら来てしまう。後ろめたい気持ちはあるが、仕事は長期休暇でやることがない」と話し、「状況によっては一日中いると思う」と遊技台に向かった。同区の「フェニックス新在家」店は定休日だった。

 豊岡市の「ぱちんこ村」も開店時に約10人が並んだ。近くに住むという男性客によると「多い時は30人ほどいるので少ない方」。この客は「感染する可能性はあるかもしれないが、パチンコ店が休業しても(感染抑制に)あまり大きな効果はないのでは」と語った。同市内で他に公表された「ワールドカップ」と「ワールドカップ2」の2店も営業していた。

 同県佐用町の「山光会館」の駐車場には開店直後の午前10時すぎ、十数台の車が止まっていた。大半が同町を走る姫路ナンバーだが、町内の男性(68)は「常連客は車でわかるけど、今日は知らん車がいっぱい。よその人が増えると、感染のリスクも高まりそうで怖いね」と漏らす。

 姫路市から友人2人と訪れた男子大学生(19)は「姫路市内の店はやってない。暇だったので佐用まで来た」と店に入っていった。

 県は6店以外のパチンコ店が営業している情報があれば、現地確認などの対応をする方針という。

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2020-04-28 03:21:00Z
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