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【速報中】枝野氏「ごめんなさいと言って」 首相に反発:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

【速報中】枝野氏「ごめんなさいと言って」 首相に反発:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 安倍晋三首相らが出席する衆院予算委員会が28日午前9時ごろから開かれ、新型コロナウイルス感染拡大に対応する今年度補正予算案の審議が行われます。減収世帯への30万円から国民1人一律10万円に変更した現金給付などの経済対策のほか、緊急事態宣言の解除・延長などをめぐって論戦がかわされる見込みです。タイムラインで速報し、記者が解説します。

13:20

首相「大恐慌時より、精神的に厳しい」

 野党統一会派の玄葉光一郎氏(無所属)は1929年からの世界大恐慌に触れ、現在の新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済について「恐慌という認識か」と安倍晋三首相に尋ねた。首相は「なかなか今の段階で展望が開かれていない」と述べた上で、「大恐慌の時よりも精神的には厳しい状況になっている」と答弁した。

 さらに、山口・下関が地元の首相は、大恐慌時の蔵相・高橋是清について「日本銀行の下関支店長もつとめた人物。大胆な金融、財政政策を行い、いち早く不況からの脱却を達成した」と紹介。今回についても「性質は(大恐慌と)異なるが、思い切った財政金融政策を適切なタイミングで行っていくことが、極めて大切だ」と強調した。

13:15

首相「WHOの能力削減、控えるべき」

 トランプ米大統領がWHO(世界保健機関)を「中国寄り」と批判して拠出金の支払い停止を表明した問題をめぐり、安倍晋三首相は衆院予算委員会で「今、WHOの能力を削減するようなことは控えるべきだろう」と述べた。ただ、トランプ氏に強く自制を促すことについては「各国がそれぞれの判断するところだろうと思う」と語るにとどめた。

 首相は新型コロナウイルスの感染拡大を受けた16日の主要7カ国(G7)の首脳によるテレビ会議でのやり取りを紹介。首相は「今回のような世界に甚大な影響を与える感染症に対しては、WHOを中心に国際社会が一致して対応すべきだ。WHOの機能については、今回の事態が収束した後に十分な検証が行われるべきだ」と述べたという。こうした経緯を踏まえ、「考え方はトランプ氏にも伝えている」と強調した。

 野党統一会派の玄葉光一郎氏(無所属)への答弁。

拡大する写真・図版衆院予算委で質問する野党統一会派の玄葉光一郎氏=2020年4月28日午後1時10分、岩下毅撮影

13:05

首相、五輪の追加負担を初めて否定

 安倍晋三首相は衆院予算委員会で、来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの追加経費ついて、「IOC(国際オリンピック委員会)に対して費用を負うと約束した事実はない」と述べた。菅義偉官房長官が21日の会見で「追加費用に関する合意の事実はない」と否定していたが、首相が言及するのは初めて。

 IOCは20日、「首相が現行の契約に沿って日本が引き続き負担することで同意した」との見解を公式サイトで発表。大会組織委員会が削除を要求し、現在は削除されている。IOCのバッハ会長と首相は3月24日に電話会談し、1年程度の延期を決めている。

 首相は「追加費用についてもIOC、組織委員会がしっかりと協力して進めていくことが大切だ」と述べた。また新型コロナウイルスの影響で「スポンサーのなかには厳しい状況の中にあるところもあると承知している」との認識も示した。

 国民民主党の渡辺周氏の質問に答えた。

13:00

午後の質疑始まる

 衆院予算委員会の午後の質疑が再開した。休憩前に引き続き、国民民主党の渡辺周氏が質問に立っている。

拡大する写真・図版衆院予算委で、国民民主党の渡辺周氏の質問に答弁する橋本聖子五輪相。前列右端は安倍晋三首相=2020年4月28日午後1時3分、岩下毅撮影

午後の見どころ解説=斉藤太郎記者

野党の大臣経験者、首相に挑む

 日本銀行の金融緩和や国際社会の米中対立、布マスク配布問題から日本の「ハンコ文化」まで――。新型コロナウイルス対応をめぐる午後の衆院予算委員会は、野党の統一会派の大臣経験者らが、多彩なテーマで安倍晋三首相に論戦を挑む展開となりそうです。

 午後1時からの予算委は、国民民主党の渡辺周氏が短時間の質疑を終えた後、玄葉光一郎・元外相(無所属)が質問に立ちます。トランプ米大統領がWHO(世界保健機関)を「中国寄り」と批判して拠出金の支払い停止を表明した問題や、世界経済の見通しをめぐり首相の見解を問う構えです。

 2時前からは政権の疑惑追及などで力を発揮してきた国民の大西健介氏の持ち時間。休業補償の必要性のほか、テレワークが求められる中でのハンコ文化の見直しや、休業要請に従わないパチンコ店への対応について政府をただす見通しです。

 続く立憲民主党の大串博志氏は、理詰めの質問を得意とする元財務官僚。2時半過ぎから、政府の緊急経済対策や布マスク配布の課題を突く構えです。

 きょうの質問の「トリ」は、3時半前から予定される国民の前原誠司・元経済財政相。日銀がきのう追加の金融緩和を決めた中、今後の「副作用」をめぐる論戦が注目されます。

 新型コロナの感染拡大で「桜を見る会」などの疑惑追及が控えめとなる中、野党議員の「政策力」が問われそうです。

12:00

午前の質疑終わる

 衆院予算委員会は午前の質疑が終わり、休憩に入った。午後1時に再開される。

拡大する写真・図版衆院予算委が休憩となり、第1委員室を出る安倍晋三首相(中央)=2020年4月28日午後0時3分、岩下毅撮影

午後の質問者と想定される時間、主なテーマ

11:26~13:10 渡辺周(国民) 10万円給付、自治体の格差

13:10~53 玄葉光一郎(無所属) 世界保健機関(WHO)拠出金

13:53~14:36 大西健介(国民) 休業補償、ハンコ文化、パチンコ店

14:36~15:18 大串博志(立憲) 緊急事態宣言、布マスク配布

15:18~16:00 前原誠司(国民) 金融不安、10万円給付、抗体検査

注)12~13時は休憩。時刻は見込みで、審議中断などによって変わる可能性があります

寸評=斉藤太郎記者

首相に欠く「懐の深さ」 岸田・枝野両氏への答弁に濃淡

 安倍晋三首相の午前の衆院予算委員会での答弁は、「懐の深さ」に欠く印象でした。「身内」の自民党の岸田文雄政調会長には寄り添うような姿勢を見せつつも、野党第1党の立憲民主党の枝野幸男代表に対して突き放すような対応でした。

 岸田氏が新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ちた飲食店などへの家賃支援の必要性を訴えると首相は「敬意を表したい。党の検討の結果を政府としてもしっかり受け止めなければならない」と応じました。政府・与党の幹部が足並みをそろえるのは当然だとしても、政府内で家賃支援に慎重論がある中で、首相は一歩踏み込んだような形です。

 一方、枝野氏が、感染の有無を調べるPCR検査を増やす方策や、アルバイトで暮らす学生への支援の拡充を訴えました。しかし、首相は従来の説明を繰り返すばかり。枝野氏は予算委後、記者団に「提案に残念ながら正面から向き合っていただけていない」と語りました。

 新型コロナ対策をめぐり、政府と与野党はすでに「連絡協議会」を立ち上げています。コロナ禍に迅速・的確に対応するためにも、首相には野党の提案も「国民の声」として耳を傾ける姿勢が求められそうです。

11:55

交付金の積み増し 首相「躊躇なく決断」

 安倍晋三首相は衆院予算委員会で、今年度補正予算案に盛り込んだ地方に配る臨時交付金1兆円について、補正予算成立後、新型コロナウイルスの感染拡大の状況に応じて積み増す可能性に言及した。「この(感染拡大の)状況がいつまで続くのか、どれぐらい深刻になっていくのかを注視しながら、必要とあればちゅうちょなく決断していきたい」と述べた。

 国民民主党の渡辺周氏が「1兆円はすぐに尽きると思う。第2弾、第3弾の交付金を出せるように確約してもらいたい」と求めたのに対し、答えた。

11:30

「正常性バイアスに陥っているのでは」枝野氏が追及

 異常事態なのに日常の延長で物事を考え、事態を過小評価する「正常性バイアス」に陥っているのではないか――。立憲民主党の枝野幸男代表は衆院予算委員会で安倍晋三首相にこう指摘した。

拡大する写真・図版衆院予算委で質問する立憲民主党の枝野幸男代表(左端)。前列右端は安倍晋三首相=2020年4月28日午前10時54分、岩下毅撮影

 枝野氏は東日本大震災の対応で、これを「痛いほど痛感した」という。「常に最悪を想定して対応したつもりだったが、現実は想定していた最悪よりも、さらに急激に悪化したという場面もあった。大変じくじたる思いだ」と振り返った。

 その上で、収束後の観光振興策「Go Toキャンペーン(仮称)」が政府の緊急経済対策に盛り込まれたことについて、「正常性バイアスに陥っている証拠ではないか」と指摘した。

 首相は「我々は決して正常性バ…

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2020-04-28 04:38:27Z
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