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ロシア軍「一時停戦」せず、ウクライナ南部への攻撃続行…キエフ近郊の住宅街に空爆 - 読売新聞オンライン

ロシア軍「一時停戦」せず、ウクライナ南部への攻撃続行…キエフ近郊の住宅街に空爆 - 読売新聞オンライン

 【クラクフ(ポーランド南部)=笹子美奈子、エルサレム=工藤彩香】ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は6日、一時停戦して住民を退避させる「人道回廊」を設置すると発表していた南東部の港湾都市マリウポリと、東部ボルノバハへの攻撃を続行した。住民は退避できなかった。双方は3度目の停戦協議を7日にも開く予定だが、露軍の攻撃は首都キエフ周辺などで激化しており、侵攻を停止する兆しはない。

 露国防省は6日、露軍の「攻勢が成功」し、人口約40万人のマリウポリの一部を制圧したと発表した。国防省は5日、マリウポリとボルノバハについて一時停戦を発表していた。だが露軍は5日夕、「ウクライナ側が住民を退避させない」と一方的に主張し攻撃を再開した。ウクライナ側は露軍が攻撃をやめず、住民は脱出できなかったと反論した。

 人道回廊は、戦闘地域から民間人を脱出させたり、必要な物資を運んだりするため、双方が一時、攻撃をやめる措置だ。ウクライナ国営通信によると、マリウポリの住民は6日も退避を試みたが断念した。

 また国防省によると、ロシアが制圧した南部ヘルソン近郊にあるウクライナの大型軍事施設を露軍が掌握した。黒海に面した海上輸送の拠点オデッサ攻略の足がかりにする可能性がある。

 露軍の攻撃対象は民間施設に広がっている。首都キエフ近郊の町では5日夜から6日にかけて住宅街などが空爆を受けた。東部にある第2の都市ハリコフの一部や周辺も砲撃を受けた。ウクライナの国営通信によると、これまでに30以上の医療施設が破壊された。

 ウクライナ内務省は6日、露軍がキエフ近郊にある水力発電所の制圧を目指しているとの見方を示した。

 一方、ロシアによる侵攻を停止させるための仲介外交も活発化してきた。イスラエルのナフタリ・ベネット首相は5日、モスクワでプーチン露大統領と会談した。ベネット氏は会談後、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも電話で協議した。

 トルコのタイップ・エルドアン大統領は6日、プーチン氏と電話で協議した。プーチン氏は、侵攻停止の条件として「ロシアの要求を受け入れること」を挙げ、ウクライナの非武装化と中立化を改めて求めた。

 プーチン氏は6日、マクロン仏大統領との電話会談で、露軍がウクライナにある複数の原子力発電所を制圧した狙いについて、ウクライナの「挑発行為を防ぐため」との主張を展開した。タス通信によると、プーチン氏は5日には、ウクライナが核兵器開発を画策していた、などと一方的に主張し侵攻を正当化した。

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2022-03-06 13:25:00Z
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