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「本当の強さ伝える」 プロレスラーの将火怒さん、初代「佐賀市いじめ撲滅大使」に - 毎日新聞 - 毎日新聞

佐賀市教育委員会の東島正明教育長(左)と握手する将火怒さん=山口響撮影

 佐賀県内の小中高校での出張授業やチャリティープロレスを通して、いじめ撲滅を訴える覆面プロレスラーの将火怒(まさかど)さん(37)が初代「佐賀市いじめ撲滅大使」に就任した。将火怒さんは「本当の強さとは力が強いことではなく、つらい思いをしている人が周りにいたら見て見ぬふりをせず、声をかけてあげられること」と語る。【山口響】

 将火怒さんは岡山県新見市出身。小学5、6年のときに殴る蹴るの暴力や服を破られるといったいじめを受けた。学校自体に対し「なんで我慢して行かなくてはいけないのか」と感じるようになり、中学2年で不登校に。高校もほとんど行けず中退した。

 引きこもりがちな生活を送っていたが、小学6年のときに初めて見たプロレスへの憧れや夢は持ち続け、人の少ない昼間に自宅近くの体育館などで体を鍛えていたという。

 同級生たちが就職などを決める中、「今の生活を変えなければいけない」と一念発起し、コンビニエンスストアの深夜アルバイトで資金を稼いで19歳のときに上京。元プロレスラーのアニマル浜口さんが指導するジムに入った。24歳で首都圏のプロレス団体に所属するレスラーとなり、07年にデビューを飾った。現在はフリーランスのレスラーとして活動する。

 その後、佐賀市のボランティア団体「地域活性化いじめ撲滅プロレス実行委員会」の古場英樹代表と知り合う。「何か役に立てることがあれば」と団体の活動に参加するようになり、今年で5年目。今でも人前に出たり話をしたりするのは苦手だが、マスクをかぶりプロレスのキャラクターになりきることで克服している。

 いじめ撲滅活動に力を入れるようになった将火怒さんは、今では1年の4分の3以上は佐賀に滞在。試合で全国を回る傍ら、年間50~60校の県内小中高校を訪れて道徳の授業をしたり、講演会を開いたりしているという。

 将火怒さんは自身の経験を生かし、夢を持つことや命の大切さを伝えている。「自分が嫌なら嫌と言い、つらい思いをしている人がいたら、仲間に入れてあげられる強さを持って」と呼びかける。いじめを受けている子供にどう接したらいいか分からない保護者の相談にも乗る。

 19年度には佐賀市立小中学校24校で授業をしており、市教委の担当者は「大使の任命で、より周知できる。一人でも多く『いじめは良くない』と思ってくれれば」と期待する。任期は23年3月まで。今月上旬、大使の委嘱状を受け取った将火怒さんは「佐賀から一つでもいじめをなくすため、子供だけでなく大人にもいじめの問題を意識してもらえるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

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May 28, 2020 at 09:05AM
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