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ゴルフ漫画家が確信…松山英樹プロの「本当の強さ」とは何か - 現代ビジネス

4月23日、週刊現代で連載中のゴルフ漫画『バウンスバック』の第1巻が発売された。
これまで『N’sあおい』『町医者ジャンボ!!』『銀行渉外担当 竹中治夫』など「職業モノ」を手がけてきた漫画家こしのりょう氏にとって初のスポーツ漫画となる意欲作。

ゴルフを描き始めて分かった、松山秀樹の「強み」は何か? サラリーマンと漫画家の視点から、こしの氏が分析した――。

松山の優勝で確信した

4月11日、マスターズ・トーナメント最終日に松山選手は日本人として初、アジア勢でも初となる優勝を飾りました。誰もがテレビの前で手に汗にぎりつつ観戦していたのではないでしょうか。私も原稿作業をしながら、松山選手を応援していました。

Photo by GettyImages

何より印象的だったのが、最終日の15番ホールです。首位を走っていた松山選手の第2打は、大きくグリーンをオーバーして奥の池に入ってしまいました。かつての彼なら、不満げにうつむき、クラブを地面に投げてもおかしくありません。

だが、彼は自分の過ちを受け入れるかのように、ミスショットの後もつとめて冷静にプレーを続けました。その後も淡々とナイスショットを繰り出して優勝をつかみ取ったのです。

これまでの松山選手と何が違ったのか。「コーチがついたから」とか、「コロナ禍でマスコミが少なかったから」などと様々な要因が報じられました。ただ、私は最終日の15番ホールを見て、「メンタルが強くなったから」だと思っています。同時に、ゴルフにおいて、何より大事なのはメンタルではないかとも確信したのです。

『バウンスバック』で描くテーマ

メンタルの重要性については、漫画『バウンスバック』の中でも描いています。主人公のひよこが、どん底の状況に追い詰められた時にどう立ち上がるのか。この点をもっとも意識して物語の構成を考えるようにしています。

人生にはさまざまな逆境が訪れます。不安、恐怖、自信喪失……。そこから抜け出すことが、何より難しい。30代になる直前まで、私は広告代理店に勤めていました。それから脱サラして、漫画家になっています。どちらの仕事も、逆境こそチャンスであることを体感しました。『バウンスバック』には、こうした人生訓を存分に盛り込むつもりです。ゴルフを知らない人にも楽しめるような展開にしているので、ぜひともご一読ください。

作中でも、主人公ひよこがメンタルを崩す様子が描かれる

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